クリニカルアート

クリニカルアート(臨床美術)

脳科学に基づいた独自のアートカリキュラムに沿って、絵画や立体造形などの創作活動を行うことによって、脳が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として医師・美術家・ファミリーアドバイザーがチームとなってスタートしました。

クリ二カルアートは、臨床美術とも言われています。
なかには、美術という言葉から「上手な絵」を描かなくてはというプレッシャーを感じられるかもしれません。
しかし、このクリニカルアートは、色や形を想像して、五感を刺激するので、癒しの効果とともに達成感や充実感を得ることが出来ます。まさに『脳が喜ぶ!』『心が笑う!』ことを実感されることでしょう。
年齢に関係なく、作成にかけたエネルギーが伝わる作品が出来上がります。
ここでは、他と比較・評価するのではなく、ご自分の中の充実感を味わっていただくことになりますので、「脳がキラメキ、愛され脳」になって、楽しくワクワクした気持ちになります。

【脳を活性化する臨床美術士によるアート講座の主な効果】

1.描くこと・造ることが楽しく身近になります。
2.コミュニケーションが活発になります。
3.クリエイティブな発想に出会えます。
4.日常が豊かになります。
5.脳の活性化により生きる意欲が増幅されます。

使用する画材は、オイルパステルを中心に、水彩絵の具、色鉛筆、アクリル絵の具、粘土などを使って日常にある身近なものを描いたり、立体にしたりしていきます。
作品作りのプロセスの中で、観察力を高め、構成をしながら、オリジナルな作品を創ります。

コミュニケーションのツールとして、社内研修やグループワークにも人気があります。
幅広い年齢層の方にご参加いただけます。

【全国的な活動】
・介護予防事業など認知症の予防     

・発達が気になる子どもへのアプローチ
・小学校の「総合的な学習の時間」
・社会人向けのメンタルヘルス      ⇒オフィースアート(6回シリーズ)
など、多方面に取り入れら、教育や福祉教育の分野でも評価を受けています。
いきいき・ワクワクとした楽しい人生を願う人へ希望をもたらしています。
当教室では、1回完結からシリーズで定期継続されることもできます

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 臨床美術は、アートセラピーとは違うものですか?

日本人の多くが「アートセラピー」とは、絵を描き心理状態を分析する、いわゆるアートサイコセラピーを思い浮かべるようです。これらは心理学的なアプローチといえます。
臨床美術は、 医師らとチームを組んだ美術家からのアプローチであること、そして脳科学に基づいたプログラムであることが大きな特徴です。

特徴1
美術の手法の中から右脳を使う作用が強いものを選び、
感性を刺激する働きかけを行うことで脳の活性化を狙います。

特徴2
美術に縁がなかった参加者からも苦手意識を取り払い、
いつの間にか自然に自己表現ができる工夫を随所に凝らしています。

特徴3
本格的なアート性を有するプログラム

特徴4
完成した作品は、分析に用いることありません。
『鑑賞会』の時間を設け、臨床美術士がそれぞれの作品の素晴らしいところを
具体的に作者に伝えます。その繰り返しが意欲や自信の向上につながります。